校長挨拶

 長沼町は、石狩平野の南東部、札幌中心部から32㎞、東は馬追丘陵を隔てて由仁町に、北は夕張川を隔てて栗山町及び岩見沢市、並びに旧夕張川を隔てて南幌町に接し、南は千歳川を境に千歳市、恵庭市及び北広島市に隣接する、人口9,836人(2025年3月末現在)の農業を基幹産業とした町です。

 

 北海道長沼高等学校は、昭和33年、町立高校として開校し、昭和36年道立に移管、平成30年に開校60周年を迎え、地域とともに伝統を築き上げています。かつては、普通科3学級、家政科1学級でしたが、現在は、普通科2学級(3年生は1学級)となっています。現校舎は、平成5年に落成し、田園地帯の向こう側に馬追丘陵を望むこの場所からは、四季折々の景観を楽しむことができます。

 

 本校の「学校教育目標」は、次のとおりです。

 

  未来へ羽ばたく人づくりをめざして

1 基礎学力の充実に努め、自ら学ぶ意欲を持たせる ⇒ まなぶ

2 自己を律する心を育て、他を思いやる態度を培う  ⇒ おもいやる

3 健康で明るい心身を養い、活力ある生活を目指す  ⇒ いきる

4 美しいものに感動する心を育て、豊かな感性を磨く⇒ こころ

 
 
 
 

 学校教育目標の4つのキーワードの頭文字などをとって「まおいのこころ」という言葉にまとめました。

 「生きる」には、「規則正しく日々の生活をおくる」と「人生を生き抜く」という二つの意味があると考え、この言葉を選びました。

 

  生徒たちには、高校生活のなかで、この「学ぶ(気持ち)」「思いやる(気持ち)」「生きる(気持ち)」そして、「心(を磨く気持ち)」を、常に意識して、主体的に身に付けていってもらいたいと考えています。

 

 そして、長沼高校を卒業した後も、この「まおいのこころ」が、同窓生の心の支えになってくれることを願っています。

 

令和7年4月           北海道長沼高等学校長 青 木 広 明